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シャネル発端の雑記

その日の朝、茶の間からいつか聞いたことがある音楽が聴こえてきた。

この音楽絶対知ってる。けど誰の曲か思い出せない。

茶の間まで行ったら、母がCHANELのファッションショーの動画を観ていました。

音楽は、ファッションショーのBGMでした。

「お母さん、これ誰の曲?どこかにテロップ無い?」

「知るわけないだろ」

という会話をしてから、

このファッションショーの動画の最中、私の頭は「これ誰の曲だっけ?」で支配されていました。

この動画の最後に多分アーティストのテロップが出るからそれまで一緒に観ていよっと。という思いだけでそこに居ました。

動画上のランウェイを歩いている人が居なくなって、デザイナーが出てきて、母は

「お母さんはね、シャネルのショルダーバックを一つも持てずに死ぬのよ。」とちょっと笑いながら言い出し、

チャンネルを変えようとしました。

「今からが観たいところだから!テロップが観たいから!」と私がそれを止めて、誰の音楽かを確認してから

その後さっきの独り言に返答しました。

「お母さんよ、シャネルのバックはダサい私が見たってやっぱり可愛いわ。でもあれ一体いくらなの?私はシャネルのバック買う余裕があるならまず、三週間の休みをとる。そしてすぐにパリ行きのチケットとホテルを予約する。パリのシャネル本店に行って、本場のにおいを味わってくればいいじゃん。店員にいっぱい話しかけて、いっぱい触ってくればいいじゃん。そこまで行ったら一つも買えなくてもいいじゃん。帰りについでにDiorの本店にも寄ってくればいいじゃん。その帰りにパリのカフェでコーヒー飲んできなよ。」

と言い放ってから

「金沢にもシャネル売ってんじゃん。」

と言われ、それは私のやりたいことで、母のやりたいことじゃなかった。となぜかものすごく反省しました。

よく考えたら、最初から私はずっとズレていました。まずシャネルのランウェイを観ている時にシャネルの作品に触れずにBGMの音楽が気になって仕方がないこと。ランウェイの素晴らしい本番の動画よりキャストテロップの方が気になること。

シャネルのバックが欲しい人に、パリに旅立て。と言い放つこと。

どうりで自分は阿呆なわけだ。とこの会話でわかることがたくさんありました。

これまで気づかなかったけれど、自分はやたらと過程にこだわっているらしい。物ではなく、その物にたどり着くストーリーを重視するらしい。その思い出を物に替えているらしい。ということは、私はただ物を集める収集癖じゃなかったらしい。

そういえばお客様に「あなた、部屋もこんな感じでしょ?」と言われるけれど、私は畳の特に何もない部屋で、布団を一枚ひいて寝ています。

 

だからやっぱり、私はただ収集が好きというわけではないらしい。

結局、このCHANELの会話でわかったことはかなり多かった。

お客さんが私の店で欲しいものは何なんだろうか。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

そんなこと言ってるのにシャネルのハンドクリームをAmazonで見ちゃった。見るだけ。